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相続の登記は自分でするのは難しいと言われたのですが、どのような点が難しいのですか。

相続の登記手続のうち、難しいといえば戸籍などの書類収集が挙げられます。
亡くなった被相続人の戸籍等はその人の出生時から死亡に至るまで間断ない戸籍を集める必要があります。かなり古い戸籍まで必要となるので戸籍自体が消失していたり、また、本籍地が遠方であるため戸籍を郵送で請求する煩雑さや、収集するのに困難を伴うことが少なくありません。
また、被相続人の登記記録上の住所と、実際の最後の住所が異なっている場合は、同一人物であることを証明するために、過去の住民票や戸籍の附票を取り寄せる必要があります。
さらに、何代にもわたり相続の登記をしていないときは、相続人が何十人にも膨れ上がっている場合や、相続人がすでに亡くなっていて、別の手続をしなければならないなど、困難が山積し、正しい相続分の計算も難しくなります。

このように相続の登記は、簡単にできる場合もあれば、かなり難しくなる場合もあり、このように難しくなる場合は、専門家に頼んだほうが無難といえます。

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